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GRAPHIC DESIGN IN JAPAN 2025
¥14,025
公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)が1981年より刊行を続ける、日本のグラフィックデザインの年鑑最新版。2025年版では、厳正な選考を通過した約560点(1,300図版)を収録し、ポスター・CI・パッケージ・エディトリアル・Web・映像・空間・プロダクトなど、幅広いジャンルの秀作を網羅。日本のデザインの現在地を示す、資料性・実用性の高い一冊となっている。 特に注目すべきは、最も優れた作品に贈られる「亀倉雄策賞」、カテゴリー別の「JAGDA賞」、将来性ある若手に贈られる「JAGDA新人賞」の掲載。編集長は中村至男、ブックデザインは岡﨑真理子が担当し、視覚的にも洗練された構成。デザイン教育・企業ブランディング・展覧会企画など、実務者から研究者まで幅広く活用可能。 日本語、ハードカバー(ケース入り)、A4変型判、全484ページ、六耀社より2025年7月23日刊行 9784815100278
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Frei Otto: Building With Nature
¥13,090
軽量構造と自然との調和を追求したドイツの建築家・構造エンジニア、フライ・オットー(1925–2015)の生誕100周年を記念して刊行されたモノグラフ。テンション構造やグリッドシェルの開発、植物の構造や生物の形態を建築に応用する「バイオミミクリー」的アプローチ、素材の節約と環境配慮を重視した設計思想など、彼の革新的な業績を最新研究と貴重なアーカイブ資料をもとに紹介。モントリオール万博(1967年)、ミュンヘン・オリンピック公園(1972年)などの代表作に加え、未完の構想や未来都市のための実験的提案も掲載。カールスルーエ工科大学(KIT)の建築・土木工学アーカイブからの図面・写真が豊富に収録され、自然から着想を得た建築の可能性を多角的に探る。英語、ハードカバー、全256ページ、サイズ:約24×28.7cm、Prestel社より2025年5月刊行
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2G 93: Studio Other Spaces – Olafur Eliasson & Sebastian Behmann
¥8,580
スペイン発の建築雑誌「2G Magazine」第93号は、アーティスト Olafur Eliasson と建築家 Sebastian Behmann による建築事務所「Studio Other Spaces(SOS)」を特集。2014年にベルリンで設立された SOS は、建築と芸術の境界を越えた学際的・実験的なプロジェクトを展開し、公共空間における空間体験の再構築を試みている。 本書では、アイスランドの「Harpa コンサートホール」(Henning Larsen Architects との共同設計)、デンマークの「Your rainbow panorama」、エチオピアの「Meles Zenawi Memorial Park」、カリフォルニアの「Vertical Panorama Pavilion」、コペンハーゲンの「Cirkelbroen(円形の橋)」など、代表的な建築・インスタレーションを豊富な図版とともに紹介。空間と人との関係性に深く入り込む設計姿勢が随所に見られる。 Paola Antonelli、Olafur Eliasson、Sebastian Behmann による批評的テキストも収録され、芸術と建築の融合を理論的にも探る構成。 英語、ソフトカバー、全160ページ、サイズ:約23×30cm、Walther König社より2025年8月刊行
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Esch Sintzel Architekten Bauten und Projekte
¥15,400
スイス・チューリッヒを拠点に活動する建築事務所 Esch Sintzel Architekten の設計思想と代表作を網羅する、初の本格的モノグラフ。2008年の設立以来、彼らは住宅・都市設計・インフラ施設など多様な分野で高く評価され、都市の文脈に寄り添いながら、持続可能性と空間の質を両立させる設計を展開してきた。 本書では、バーゼルのワイン貯蔵施設を住宅に転用した「Maiengasse」プロジェクトをはじめ、Zollstrasse-Ost(チューリッヒ)、Sennhof(ヴィンタートゥール)、Brunnmatt-Ost(ベルン)など、都市再生と集合住宅の融合を図ったプロジェクトを多数紹介。既存の建築や環境への敬意を持ちつつ、構造的な工夫によって技術的要件を美しい造形へと昇華させる姿勢が随所に見られる。 図面・写真・テキストを通じて、Esch Sintzel の設計プロセスと空間哲学を多角的に探る構成。Akos Moravánszky、Astrid Staufer らによる寄稿も収録され、スイス建築の現在を知るうえで重要な一冊となっている。 英語・ドイツ語併記、ハードカバー、全428ページ、サイズ:約19×25cm、Park Books社より2024年12月刊行
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Marina Tabassum: Architecture – My Journey
¥15,950
バングラデシュの建築家 Marina Tabassum による初の本格的作品集。1995年から現在に至るまでの公共・民間プロジェクトを網羅し、彼女の建築哲学と社会的実践を多角的に紹介する。URBANAでの初期活動から、2005年に設立した自身の事務所「Marina Tabassum Architects(MTA)」による代表作まで、都市・宗教・環境・人間性をテーマにした建築が並ぶ。 特に、ダッカの「独立記念博物館」や「Bait Ur Roufモスク」、移動可能なモジュール住宅「Khudi Bari」など、気候変動や難民問題に対応するプロジェクトが注目される。「Khudi Bari」は、ガンジスデルタやコックスバザールのロヒンギャ難民キャンプなどで活用され、建築が社会的課題に応答する手段となっている。 本書では、「場所と記憶」「光と精神性」「レンガと素材」「人とコミュニティ」といったテーマを軸に、国際的な建築家・研究者による論考も収録。建築を通じて社会と対話する Tabassum の姿勢が、写真・図面・エッセイを通じて立体的に描かれる。 英語、ハードカバー、全288ページ、サイズ:約30×24.5cm、Architangle社より2023年刊行。 https://architangle.com/wp-content/uploads/browse/mta-inside.mp4 Cristina Steingräber (Ed) Architangle, 2023 ISBN: 9783966800129 288 pages, 260 illustrations, 30 x 24,5 cm, hardcover, English
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Peter Thomann: Hors piste
¥10,560
スイス建築界の異才 Peter Thomann(1935–)の作品世界を、視覚的かつ批評的に掘り下げるモノグラフ。空気膜の屋根、青いスチールタンクの浴室、温室としての住空間など、彼の建築は実験性と色彩に満ち、圧倒的な複雑さの中に独自の生活風景を形成する。建築家自身が施主となり、1つのプロジェクトに長年取り組むというスタイルが、彼の設計思想と空間哲学を際立たせている。 本書では、Thomann の代表作を豊富な図版とともに紹介し、Bruther の建築家 Alexandre Theriot と Stéphanie Bru、編集者 Blanka Major による視点から、その未発見の魅力を照射。プロフェッショナルおよびプライベートなアーカイブ資料に加え、3種類の写真スタイルによる最新撮影、さらに4本のインタビューを収録し、Thomann の思考と建築的態度に深く迫る構成となっている。 英語・ドイツ語併記、ハードカバー、全424ページ、サイズ:約17×25cm、gta Verlag(ETH Zürich)より2025年刊行。 https://ideaweb2.ideabooks.nl/videos/250237-thomann.mp4
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Type by Roger Excoffon: Collected Specimen Booklets
¥9,900
フランスのタイプデザイン界を代表する Roger Excoffon(1910–1983)の書体見本帳を集成した、貴重なビジュアルアーカイブ。Mistral や Antique Olive など、力強く個性的な書体で知られる Excoffon の作品群を、1940〜60年代に Fonderie Olive より発行された10点のファウンドリー・スペシメンをファクシミリ形式で再現。三つ折りハードカバーポートフォリオに綴じられた本体と、内ポケットに収められた小冊子群で構成され、当時の印刷物の質感と構成を忠実に体感できる構成となっている。 本書は、Letterform Archive 所蔵のコレクションをもとに編集され、Excoffon の造形哲学とタイポグラフィの革新性を視覚的に伝える。彼が手がけた Air France のロゴや、1968年グルノーブル冬季オリンピックのシンボルなど、公共空間における書体の役割にも言及。デザイン史・書体設計・印刷文化の研究資料としても価値が高い。 英語、ハードカバー、全208ページ、サイズ:約24×31.75cm、Letterform Archive Books より2025年3月刊行。
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Type by Aldo Novarese: Collected Specimen Booklets
¥9,900
20世紀イタリアを代表するタイプデザイナー、Aldo Novarese(1920–1995)の書体見本帳を集成した貴重なビジュアルアーカイブ。Nebiolo 鋳造所で制作された1930〜60年代の書体見本を中心に、Letterform Archive 所蔵のコレクションから16点を厳選し、ファクシミリ形式で再現。書体の造形美と印刷物としての魅力を、当時のレイアウト・紙面構成そのままに体感できる構成となっている。 本書は、三つ折りハードカバーポートフォリオに綴じられた本体と、内ポケットに収められた小冊子群で構成され、視覚的にも触覚的にも豊かなタイポグラフィ体験を提供。Novarese の代表作「Eurostile」「Microgramma」「Recta」などの書体が、どのように紹介・展開されていたかを知ることができ、書体設計・印刷史・グラフィックデザインの研究資料としても価値が高い。 英語、ハードカバー、全156ページ、サイズ:約24×32cm、Letterform Archive Books より2025年3月刊行。
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Type By Lucian Bernhard: Collected Specimen Booklets
¥9,900
20世紀初頭のドイツおよびアメリカで活躍したグラフィックデザインの巨匠 Lucian Bernhard(1883–1972)による、書体見本帳を集成した貴重なアーカイブ作品集。本書は、Letterform Archive 所蔵の資料から厳選された10点のファクシミリを収録し、1910〜30年代に制作されたローマン体・イタリック体・ブラックレター・スクリプト体・サンセリフ体など、多様なスタイルの書体を紹介。Bernhard Antiqua、Fraktur、Fashion、Gothic など代表的な書体も網羅されている。 三つ折りハードカバーポートフォリオ形式で構成され、9冊の小冊子が綴じ込み、さらに1冊が内ポケットに収納されており、当時の印刷物の質感と構成を忠実に再現。書体の造形美とタイポグラフィの歴史的背景を体感できる構成となっている。広告・ポスター・出版物などで活躍した Bernhard の視覚言語が、現代のデザイン実践にも通じる洞察を与える。 英語、ハードカバー、全180ページ、サイズ:約24×32cm、Letterform Archive Books より2025年3月刊行。
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Emigre Fonts: Type Specimens, 1986–2024
¥14,300
デジタル書体の先駆者 Emigre による、約40年にわたるタイポグラフィの軌跡を集成した1,264ページの圧巻の資料集。Macintoshの登場とともに1985年に創設された Emigre は、Zuzana Licko と Rudy VanderLans による革新的な書体設計と、伝説的な雑誌『Emigre』を通じて、グラフィックデザインの新たな地平を切り拓いた。本書では、1986年から2024年までに発表された書体見本(type specimen)を再現し、印刷物としての美しさと設計思想の両面を提示する。 収録内容は、Matrix II、Mrs Eaves、Keedy Sans、Vista、Poppi、Lo-Res など、Emigreを代表する書体の見本帳40冊分を網羅。さらに、未公開の舞台裏資料や、Stephen Coles による序文、Jeffery Keedy による書体設計の背景解説も収録され、Emigre の思想と実践を多角的に理解できる構成となっている。タイポグラフィ史・デザイン教育・書体設計の研究において、決定版とも言える一冊。 英語、ハードカバー、全1,264ページ、サイズ:約13.3×21cm、Letterform Archive Books より2025年3月刊行。
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Bauhaus Typography at 100
¥8,800
20世紀のグラフィックデザインに多大な影響を与えたバウハウスのタイポグラフィと印刷物を、100年の節目に再検証する決定版モノグラフ。本書は、Letterform Archive による初のギャラリー展「Bauhaus Typography at 100」の公式カタログとして刊行され、書籍・雑誌・教材・製品カタログ・文房具・宣伝用チラシなど、バウハウス自身が制作した印刷物を通じて、その視覚言語の進化を辿る。 László Moholy-Nagy、Herbert Bayer、Joost Schmidt らによる幾何学的構成と産業への楽観主義を反映したタイポグラフィは、サンセリフ体・非対称グリッド・ネガティブスペースの活用など、現代の印刷物におけるモダニティの象徴となった。本書では、初期の表現主義的レタリングからニュー・タイポグラフィへの展開、そして今日のデザイン実践者への影響までを網羅的に紹介。 英語、ハードカバー、全280ページ、サイズ:約25.2×19.8cm、Letterform Archive Books社より2022年2月刊行。
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Fungal Inspiration : Art and Design Inspired By Wild Nature
¥8,800
植物界の華やかさとは対照的に、森の奥や湿った地面にひっそりと佇む菌類の世界に光を当てたビジュアルブック。色・形・模様・質感など、驚くほど多様で幻想的な菌類の姿を、現代アーティストやイラストレーターたちが独自の視点で表現。繊細な描写からユーモラスな造形まで、メディアを横断した作品群が、自然の奥深さと創造力の可能性を伝える。 本書は、人気シリーズ『Botanical Inspiration』『Insectile Inspiration』に続く第3弾で、自然界の見過ごされがちな美しさを再発見する構成。収録作品は、絵画・立体・グラフィック・テキスタイル・写真など多岐にわたり、アーティストの個性と菌類の魅力が融合したビジュアルが満載。自然科学とアートの交差点に立つ一冊として、教育・創作・観察のヒントにもなる。 英語、ハードカバー、全288ページ、サイズ:約19×24cm、Victionary社より2023年1月刊行。
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Botanical Inspirations: Nature in Art and Illustration
¥8,800
植物の造形美と生命力に着目した、現代アート&イラストレーションのビジュアルブック。古代から現代に至るまで、植物は芸術家たちにとって創造の源であり、科学者にとっては探究の対象でもあった。本書では、世界各地のアーティストによる植物をテーマにした作品を収録し、色彩・形態・質感・象徴性など、植物の多様な魅力を多角的に表現する。 収録作品は、絵画・立体・グラフィック・写真・テキスタイルなど多様なメディアにわたり、幻想的・科学的・民族的なアプローチが混在。Sir Joseph Banks の探検精神や Édouard Manet の日常美へのまなざしを継承するように、自然と創造性の交差点を探る構成となっている。シリーズ第1弾として、『Fungal Inspiration』『Insectile Inspiration』『Avian Inspiration』へと続く一冊。 英語、ハードカバー、全288ページ、サイズ:約18.2×24cm、Victionary社より2020年1月刊行。
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Avian Inspiration : Art and Design Inspired By Birds
¥8,800
鳥たちの造形美と象徴性に着目した、現代アート&イラストレーションのビジュアルブック。古代エジプトの聖なるファルコンやイビス、東洋絵画に描かれる鶴や燕など、鳥は芸術史において常に特別な存在であり続けてきた。本書では、世界各地のアーティストによる鳥をテーマにした作品を収録し、羽根の質感、飛翔の動き、色彩の豊かさなど、鳥類の魅力を多角的に表現する。 収録作品は、絵画・立体・グラフィック・写真・テキスタイルなど多様なメディアにわたり、幻想的・科学的・民族的なアプローチが混在。Claude Monet の「鳥のように描きたい」という言葉を引用しながら、自然と創造性の交差点を探る構成となっている。シリーズ第4弾として、『Botanical Inspiration』『Fungal Inspiration』『Insectile Inspiration』に続く一冊で、自然界の美しさを再発見する試みが貫かれている。 英語、ハードカバー、全288ページ、サイズ:約18.4×24cm、Victionary社より2025年6月刊行
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Insectile Inspiration: Insects in Art and Illustration
¥8,800
小さくも力強い昆虫たちの世界を、現代アーティストやイラストレーターの視点から描き出すビジュアルアートブック。蝶、甲虫、蜂、カマキリなど、地球の生態系に欠かせない昆虫たちの造形美を、絵画・立体・グラフィック・写真・テキスタイルなど多様なメディアで表現。繊細なディテールと幻想的な色彩が融合し、自然と創造性の交差点を体感できる構成となっている。 本書は、人気シリーズ『Botanical Inspiration』『Fungal Inspiration』に続く第3弾で、自然界の見過ごされがちな美しさを再発見する試み。収録作品は、世界各地のアーティストによるもので、民族的・科学的・幻想的なアプローチが混在し、昆虫の多様性と魅力を多角的に紹介。教育・観察・創作のヒントとしても活用可能。 英語、ハードカバー、全288ページ、サイズ:約18.2×24cm、Victionary社より2024年7月刊行。
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Stencil in Use: A Collection of Stencil Typefaces
¥11,924
大胆な印象を与えるステンシル書体に特化した、タイポグラフィ愛好家・グラフィックデザイナー必携のビジュアルリファレンス。スプレー塗装や軍用ラベルの印象を超えて、幾何学的精度と空間構成に優れたステンシルフォントの魅力を、厳選された書体見本とその実用例を通じて紹介。文字の「隙間」や「切れ目」が生み出す動的な造形が、現代的で力強い印象を与える。 本書は、人気シリーズ『Sans/Sans Serif in Use』の続編として企画され、広告・パッケージ・ポスター・空間演出など、大きなキャンバスで活躍するステンシル書体の可能性を探る構成。書体の選定背景やデザイン意図にも言及し、タイポグラフィの表現力と応用力を多角的に提示する。英語、ハードカバー、全576ページ、サイズ:約17×24cm、Victionary社より2025年4月刊行。
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Display in Use: A Collection of Display Typefaces
¥11,924
大胆で視覚的インパクトのあるディスプレイ書体に特化した、タイポグラフィ愛好家・デザイナー必携のビジュアルリファレンス。 広告・パッケージ・ポスター・ウェブ・空間演出など、大きなキャンバスで活躍するディスプレイフォントの魅力を、厳選された書体見本とその実用例を通じて紹介。繊細なディテール、遊び心ある造形、豊かなウェイト展開など、ブランドの個性を際立たせる要素が満載。 本書は、人気シリーズ『Sans/Sans Serif in Use』の続編として企画され、書体の選定背景やデザイン意図にも言及。印刷・デジタル・空間など多様なメディアにおける応用例を収録し、タイポグラフィの表現力と可能性を探る構成となっている。英語、ハードカバー、全576ページ、サイズ:約17×24cm、Victionary社より2025年4月刊行。
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Flexible Visual Systems: The Fvs Atlas
¥9,900
ブランド・アイデンティティの設計における柔軟なビジュアルシステムの可能性を探る、Martin Lorenz による最新モノグラフ。2021年刊『Flexible Visual Systems』の続編として、博士論文の研究成果をもとに、形式ベース・変形ベースのシステム設計を理論と実例の両面から解説。100名以上の国際的デザイナーによる事例と、4件の詳細なケーススタディを収録し、現代のブランド構築における多様性と適応力を提示する。 本書では、TwoPoints.Net の活動を背景に、グリッド・モジュール・変形・反復などの視覚的手法を体系化。印刷・デジタル・空間などメディア横断的な応用例を通じて、従来のロゴ中心のアイデンティティから脱却し、動的かつ持続可能なブランド表現を提案する。デザイン教育・実務・研究のいずれにも活用可能な一冊。 英語、ペーパーバック、全296ページ、サイズ:約19×25cm、Victionary社より2025年6月刊行。
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Armin Hofmann: Reduction. Ethics. Didactics.
¥11,000
スイス・スタイルのグラフィックデザインを確立した巨匠 Armin Hofmann(1920–2020)の創作活動・教育哲学・専門的倫理を包括的に紹介する決定版モノグラフ。1950年代以降、清潔感・可読性・構造的美を追求した彼のデザインは、世界中のグラフィックデザイナーに多大な影響を与え、教育者としてもイェール大学などで後進を育成した。 本書は、ホフマンの膨大な個人アーカイブをもとに編集され、ポスター・書籍・タイポグラフィ・教育資料など700点以上の図版を収録。作品解説・略歴・思想的背景を3章構成で展開し、Kenneth Hiebert、April Greiman、Wolfgang Weingart など元学生や著名デザイナーによる寄稿も掲載。リダクション(簡素化)という理念を軸に、実用性と責任感を重視した彼の姿勢が明快に語られる。 英語、ハードカバー、全280ページ、サイズ:約25×19cm、Verlag Niggli社より2024年刊行。
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Glenn Murcutt: Unbuilt Works
¥15,400
オーストラリア建築界の巨匠 Glenn Murcutt の未完プロジェクトに焦点を当てた初の作品集。アルヴァ・アアルト賞、プリツカー賞、AIAゴールドメダルなど数々の栄誉に輝く Murcutt は、「建築とは素材ではなく、場所をつくること」と語り、気候・地形・植生・光・風など自然環境との対話を重視した設計で知られる。 本書では、Murcutt の元助手である建築家 Nick Sissons が協力し、これまで公開されてこなかった10件の未完プロジェクトを、手描きスケッチ・平面図・立面図・断面図・レンダリングなど豊富な資料とともに紹介。各プロジェクトには Murcutt 本人による解説が添えられ、設計思想の変遷や空間へのアプローチが明快に語られる。完成に至らなかったからこそ見える、建築の可能性と思考の軌跡が詰まった一冊。 英語、ハードカバー、全272ページ、サイズ:約23.7×29.5cm、Thames & Hudson Australia社より2024年7月刊行。 Nick Sissons Thames & Hudson, 2024 ISBN: 9781760764531 272 pagina's, 226 illustraties, 29,5 x 23,5 cm
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Av Monographs 274: Colectivo C733 Collaborative
¥8,250
メキシコを拠点とする建築集団 Colectivo C733 の活動を特集した『AV Monographs』第274号。 「Cosmos(宇宙)」を意味する“C”と、「Logical(論理的)」「Efficient(効率的)」「Economical(経済的)」を象徴する“733”という名称に込められた理念のもと、著者性を排し、公共建築を社会的サービスとして捉える姿勢が貫かれている。 本書では、メキシコ各地で実現された16のプロジェクトを収録。自然との共生、地域社会との有機的な関係性を重視した設計は、持続可能性と社会的包摂を体現する。 最新作「ジャガー・パーク」では、カリブ海沿岸のランドスケープを舞台に、環境保全・文化活性・地域参加を融合させた大規模プロジェクトが紹介される。 スペイン語・英語併記、ペーパーバック、全112ページ、サイズ:約24×30cm、Arquitectura Viva社より2025年6月刊行。 https://ideaweb2.ideabooks.nl/videos/250456-c733.mp4
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El Croquis 230: Harquitectes
¥15,400
スペイン・サバデルを拠点とする建築事務所 Harquitectes(デヴィッド・ロレンテ、ジョセップ・リカート、ハビエル・ロス、ロジェ・トゥド)による2021年〜2025年の代表作を特集した『El Croquis』第230号。 社会住宅、図書館、市民センター、文化施設、個人住宅など、地域性と素材感を重視した建築群を豊富な写真・図面・テキストで紹介。バルセロナの製薬会社 Galenicum の新オフィス、ジローナやパルマの社会住宅、テラッサの図書館、MACBA(バルセロナ現代美術館)の拡張計画など、都市と建築の関係性を再構築するプロジェクトが収録されている。 巻頭には、Cristina Díaz Moreno & Efrén García Grinda による対話、Jesús Vassallo による批評「The Bad Education」も掲載。 スペイン語・英語併記、ペーパーバック、全344ページ、サイズ:約25×34cm、El Croquis社より2025年6月刊行。 https://ideaweb2.ideabooks.nl/videos/250464-elcroquis230.mp4
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Buildings for People and Plants By Workac
¥10,780
ニューヨークを拠点とする建築事務所 WORKac(アマール・アンドラオス&ダン・ウッド)による最新モノグラフ。人と植物の共生をテーマに、North Boulder Library(コロラド州)、RISD Student Success Center(ロードアイランド)、Miami Museum Garage(フロリダ州)など、都市・教育・文化施設を中心とした10のプロジェクトを収録。建築・環境・社会の関係性を再考する設計思想は、「The Bonus」「The Jolt」「The Gift」という3つの概念を軸に展開され、豊富な写真とカラフルなアクソノメトリック図面によって視覚的に紹介される。建築評論家ニコライ・ウルソフによる批評「Civics Lessons for an Uncertain Future」や、オレンジカウンティ美術館のハイディ・ザッカーマンとの対談も収録。装丁はWORKacの建築から着想を得たダイカット加工と鮮やかな見返しが特徴。英語、ハードカバー、全224ページ、サイズ:約22×28cm、Park Booksより2025年刊行。
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DEON A Workbook
¥11,880
スイス・ルツェルンを拠点とする建築事務所 DEON Architekten の設計思想とプロセスを、スケッチと図面を中心に紹介する初のモノグラフ。2000年から2025年までの19件のプロジェクトを収録し、住宅改修から大規模産業施設まで、建築の多様なスケールと用途に対応した設計アプローチを探る。炭・インク・鉛筆・マーカーなど多様な技法によるスケッチは、社内外の対話的な設計プロセスを反映し、アイデアの生成と発展を視覚的に示す。構成は「形態」「改修」「対話」「大規模構造」の4章に分かれ、建築の流動的な創造過程を丁寧に追う。図面・ビジュアライゼーション・写真も豊富に掲載され、DEON Architekten の空間構築の全貌が明らかになる。英語・ドイツ語併記、ハードカバー、全528ページ、サイズ:約23×29cm、Park Books社より2025年4月刊行