リートフェルト(1888年生)のデザインと建築に焦点を当てた詳細なモノグラフです。彼の代表作「赤と青の椅子」からアムステルダムの「ゴッホ美術館」の設計まで、その作品は国際的な家具デザインと建築の歴史に大きな影響を与えました。本書は年代順に構成され、リートフェルトの家具デザインや建築プロジェクトの写真やスケッチが豊富に掲載されています。著名なオランダのグラフィックデザイナー、ヴィム・クラウウェルによってデザインされたこの本は、彼の家具職人としての初期の仕事から世界的に有名な建築家としての晩年までを追い、1924年のシュレーダー邸や1934年のジグザグチェアなどの有名な作品だけでなく、あまり知られていない作品も紹介しています。また、彼のデザインがアヴァンギャルド運動やデ・ステイル、機能主義における重要性や影響についても探求しています。本書はリートフェルトの全業績を網羅し、その達成を包括的に分析することで、彼がデザイナーとして長く評価されるべき存在であることを示します。
長らく版元品切れとなっておりましたが再印刷されました
Ida van Zijl
Phaidon, 2016
ISBN: 9780714873206
240ページ、カラー&モノクロ図版200点、29×25cm、ペーパーバック