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Katsura: Imperial Villa
¥17,600
『Katsura: Imperial Villa』 桂離宮の建築的・思想的価値を再検証する、決定版ともいえるモノグラフ。17世紀に京都に築かれた桂離宮は、日本建築の粋を集めた空間構成と素材使いにより、ブルーノ・タウト、ル・コルビュジエ、丹下健三、磯崎新ら世界的建築家に多大な影響を与えてきました。本書では、未発表を含む松村芳治による写真、約200点に及ぶ実測図、歴史的資料を通じて、桂離宮の空間的特性と思想的背景を多角的に読み解きます。 ウォルター・グロピウスやフランチェスコ・ダル・コによる寄稿も収録され、モダニズム建築との接点や、普遍的な建築原理としての桂離宮の位置づけを探求。細部にわたる木工技術、庭園の構成、素材の選定など、視覚的・技術的にも高い完成度を誇る一冊です。 英語表記、ハードカバー、336ページ サイズ:約29.7 × 22.4 × 3.05cm 著者:Yoshiharu Matsumura(写真)、Arata Isozaki、Manfred Speidel、Bruno Taut、Walter Gropius、Kenzo Tange、Francesco Dal Co 出版社:Phaidon Press 刊行年:2025年 ISBN:978-1837290147
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Tropical Modernism: Architecture and Independence (V&A)
¥9,000
『Tropical Modernism: Architecture and Independence』 植民地支配の終焉期に誕生した「トロピカル・モダニズム」の建築思想と歴史的背景を再検証する一冊。英国の建築家ジェーン・ドリューとマックスウェル・フライが、バウハウス由来のモダニズムを熱帯地域に適応させた試みから始まり、独立後にはジャワハルラール・ネルーやクワメ・エンクルマらによって、自由・進歩・国際性の象徴として推進されました。 本書では、チャンディーガル(インド)やブラック・スター・スクエア(ガーナ)などの象徴的プロジェクトを通じて、建築と政治、脱植民地化の関係を読み解きます。アフリカやインドの建築家たちの視点も重視し、従来の植民地的な語りを批判的に捉え直す構成となっています。気候変動が進む現代において、地域性と普遍性を併せ持つ建築スタイルとしての再評価も促します。 英語表記、ペーパーバック、224ページ サイズ:約22.1 × 2.16 × 27.18cm 著者:Christopher Turner 出版社:V&A Publishing 刊行年:2024年 ISBN:978-1838510558
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Ricardo Bofill: Visions of Architecture (New Edition)
¥19,800
SOLD OUT
『Ricardo Bofill (New Edition): Visions of Architecture』 スペインの建築家リカルド・ボフィル(Ricardo Bofill, 1939–2022)の思想と造形美を凝縮した最新モノグラフ。詩的な空間構成、幾何学的なフォルム、そして都市生活への批評的視点を通じて、彼が描いた建築の未来像を多角的に紹介しています。 本書では、La Fábrica(ボフィル自身のスタジオ兼住居)、Walden 7、La Muralla Roja、Les Espaces d’Abraxasなど、象徴的なプロジェクトを収録。集合住宅や都市空間に対する彼の挑戦的なアプローチが、サルバ・ロペスによる新規撮影写真と批評的テキストを通じて浮かび上がります。スケッチや平面図も多数掲載され、建築的構成と思想の両面からボフィルの作品を読み解く構成となっています。 英語表記、ハードカバー、304ページ サイズ:約33 × 24.5 × 3.2cm 著者:Ricardo Bofill、Pablo Bofill、gestalten(編) 出版社:Gestalten(2025年刊行) ISBN:978-3967042023
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The Joinery Compendium: Learning from Traditional Woodworking With English, German, and Japanese terminology
¥19,800
世界各地の伝統的な木工技術を体系的に収録した、圧巻の896ページに及ぶ資料集。釘や接着剤を使わずに構造を成立させる木組み技術は、持続可能性・修復性・素材循環の観点から、現代建築やプロダクトデザインに新たな示唆を与えています。 本書では、400点以上の木組みを、歴史的背景・用途・製作手順とともに紹介。各ジョイントは、軸測図・平面図・ステップバイステップの図解で構成され、設計者・職人・教育者にとって実用的なリファレンスとなります。 巻末には多言語(英語・ドイツ語・日本語)による用語集と比較図が収録されています。 英語・ドイツ語・日本語併記/ハードカバー/896ページ サイズ:約24 × 17 × 7cm 著者:Sascha Bauer(編)、Daniel Pauli(共著) 出版社:Ruby Press(2024年10月刊行) ISBN:978-3944074528
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El Croquis 230: Harquitectes
¥15,400
スペイン・サバデルを拠点とする建築事務所 Harquitectes(デヴィッド・ロレンテ、ジョセップ・リカート、ハビエル・ロス、ロジェ・トゥド)による2021年〜2025年の代表作を特集した『El Croquis』第230号。 社会住宅、図書館、市民センター、文化施設、個人住宅など、地域性と素材感を重視した建築群を豊富な写真・図面・テキストで紹介。バルセロナの製薬会社 Galenicum の新オフィス、ジローナやパルマの社会住宅、テラッサの図書館、MACBA(バルセロナ現代美術館)の拡張計画など、都市と建築の関係性を再構築するプロジェクトが収録されている。 巻頭には、Cristina Díaz Moreno & Efrén García Grinda による対話、Jesús Vassallo による批評「The Bad Education」も掲載。 スペイン語・英語併記、ペーパーバック、全344ページ、サイズ:約25×34cm、El Croquis社より2025年6月刊行。 https://ideaweb2.ideabooks.nl/videos/250464-elcroquis230.mp4
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Lisbeth Sachs: Animate Architecture
¥12,100
SOLD OUT
『Lisbeth Sachs: Animate Architecture』は、スイス初期の女性建築家として活躍したリズベット・ザックス(1914–2002)の革新的な建築思想と作品を紹介する貴重な書籍です。1939年、卒業直後にバーデンの劇場設計コンペで優勝し、1952年に完成したその建築は、彼女の明快な設計哲学を体現しています。 ザックスは、建築を単なる構造物ではなく、人々が空間を「生きる」プロセスとして捉えました。素材の選定から職人技、そして人々が空間をどのように使うかまでを重視し、環境や社会との調和を追求した彼女のアプローチは、現代においても非常に示唆に富んでいます。 本書は、2025年ヴェネツィア・ビエンナーレにおけるスイスの公式出展の一部として刊行され、ザックスが1958年に設計した仮設ギャラリー「Saffa」がAnnexeによって再解釈されるプロジェクトとも連動しています。 ハードカバー/180ページ/カラー&モノクロ図版195点/サイズ:30cm 言語:英語 出版社:GTA Verlag
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VVD Vincent Van Duysen (Amag Special issue)
¥18,700
ベルギーを代表する建築家、ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンの作品世界を網羅した特別編集号『AMAG VVD Vincent Van Duysen Special Issue』が登場。ミニマリズムと素材への深いこだわりで知られる彼の建築哲学を、416ページにわたって丁寧に紹介しています。 本書は、過去に刊行された『AMAG 04』および『AMAG 22』に掲載された全53プロジェクトを再編集し、アーカイブとして一冊にまとめた貴重な資料です。どちらの号も現在は絶版となっており、本書はファンや建築関係者にとって待望の復刻版とも言える内容です。 Ana Leal, José Manuel Pedreirinho, Manuel Aires Mateus, Marc Dubois Amag, 2025 ISBN: 9789893602669 416 pages, color & b/w illustrations, 24 x 32 cm, paperback, English/Portugese
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Shaping Freedom: Architecture 1959–2025
¥7,700
建築とは、単なる構造物の設計ではなく、社会と人間の営みをつなぐ「場」を創造する行為である—— 本書『Shaping Freedom: Architecture 1959–2025』は、ヘルマン・ヘルツベルガーの65年以上にわたる建築思想と実践を集約した集大成です。写真・図面・エッセイ・他者との対話を通じて、彼が建築を「世界を形づくる手段」として捉えてきた軌跡が丁寧に描かれています。 初期の代表作『Lessons for Students in Architecture』の延長線上に位置づけられた本書は、都市空間・共同生活・人間の居場所に対する深い洞察を提供し、建築を学ぶ学生から実務家、空間デザインに関心のある読者まで幅広く刺激を与える内容となっています。 社会的文脈の中で建築が果たす役割を再考する一冊として、現代の住宅問題や都市の断片化に対する批評的視点も含まれています。 英語版/272ページ/2025年7月25日発売
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Frei Otto: Building With Nature
¥13,090
軽量構造と自然との調和を追求したドイツの建築家・構造エンジニア、フライ・オットー(1925–2015)の生誕100周年を記念して刊行されたモノグラフ。テンション構造やグリッドシェルの開発、植物の構造や生物の形態を建築に応用する「バイオミミクリー」的アプローチ、素材の節約と環境配慮を重視した設計思想など、彼の革新的な業績を最新研究と貴重なアーカイブ資料をもとに紹介。モントリオール万博(1967年)、ミュンヘン・オリンピック公園(1972年)などの代表作に加え、未完の構想や未来都市のための実験的提案も掲載。カールスルーエ工科大学(KIT)の建築・土木工学アーカイブからの図面・写真が豊富に収録され、自然から着想を得た建築の可能性を多角的に探る。英語、ハードカバー、全256ページ、サイズ:約24×28.7cm、Prestel社より2025年5月刊行
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2G 93: Studio Other Spaces – Olafur Eliasson & Sebastian Behmann
¥8,580
スペイン発の建築雑誌「2G Magazine」第93号は、アーティスト Olafur Eliasson と建築家 Sebastian Behmann による建築事務所「Studio Other Spaces(SOS)」を特集。2014年にベルリンで設立された SOS は、建築と芸術の境界を越えた学際的・実験的なプロジェクトを展開し、公共空間における空間体験の再構築を試みている。 本書では、アイスランドの「Harpa コンサートホール」(Henning Larsen Architects との共同設計)、デンマークの「Your rainbow panorama」、エチオピアの「Meles Zenawi Memorial Park」、カリフォルニアの「Vertical Panorama Pavilion」、コペンハーゲンの「Cirkelbroen(円形の橋)」など、代表的な建築・インスタレーションを豊富な図版とともに紹介。空間と人との関係性に深く入り込む設計姿勢が随所に見られる。 Paola Antonelli、Olafur Eliasson、Sebastian Behmann による批評的テキストも収録され、芸術と建築の融合を理論的にも探る構成。 英語、ソフトカバー、全160ページ、サイズ:約23×30cm、Walther König社より2025年8月刊行
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Esch Sintzel Architekten Bauten und Projekte
¥15,400
スイス・チューリッヒを拠点に活動する建築事務所 Esch Sintzel Architekten の設計思想と代表作を網羅する、初の本格的モノグラフ。2008年の設立以来、彼らは住宅・都市設計・インフラ施設など多様な分野で高く評価され、都市の文脈に寄り添いながら、持続可能性と空間の質を両立させる設計を展開してきた。 本書では、バーゼルのワイン貯蔵施設を住宅に転用した「Maiengasse」プロジェクトをはじめ、Zollstrasse-Ost(チューリッヒ)、Sennhof(ヴィンタートゥール)、Brunnmatt-Ost(ベルン)など、都市再生と集合住宅の融合を図ったプロジェクトを多数紹介。既存の建築や環境への敬意を持ちつつ、構造的な工夫によって技術的要件を美しい造形へと昇華させる姿勢が随所に見られる。 図面・写真・テキストを通じて、Esch Sintzel の設計プロセスと空間哲学を多角的に探る構成。Akos Moravánszky、Astrid Staufer らによる寄稿も収録され、スイス建築の現在を知るうえで重要な一冊となっている。 英語・ドイツ語併記、ハードカバー、全428ページ、サイズ:約19×25cm、Park Books社より2024年12月刊行
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Marina Tabassum: Architecture – My Journey
¥15,950
バングラデシュの建築家 Marina Tabassum による初の本格的作品集。1995年から現在に至るまでの公共・民間プロジェクトを網羅し、彼女の建築哲学と社会的実践を多角的に紹介する。URBANAでの初期活動から、2005年に設立した自身の事務所「Marina Tabassum Architects(MTA)」による代表作まで、都市・宗教・環境・人間性をテーマにした建築が並ぶ。 特に、ダッカの「独立記念博物館」や「Bait Ur Roufモスク」、移動可能なモジュール住宅「Khudi Bari」など、気候変動や難民問題に対応するプロジェクトが注目される。「Khudi Bari」は、ガンジスデルタやコックスバザールのロヒンギャ難民キャンプなどで活用され、建築が社会的課題に応答する手段となっている。 本書では、「場所と記憶」「光と精神性」「レンガと素材」「人とコミュニティ」といったテーマを軸に、国際的な建築家・研究者による論考も収録。建築を通じて社会と対話する Tabassum の姿勢が、写真・図面・エッセイを通じて立体的に描かれる。 英語、ハードカバー、全288ページ、サイズ:約30×24.5cm、Architangle社より2023年刊行。 https://architangle.com/wp-content/uploads/browse/mta-inside.mp4 Cristina Steingräber (Ed) Architangle, 2023 ISBN: 9783966800129 288 pages, 260 illustrations, 30 x 24,5 cm, hardcover, English
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Peter Thomann: Hors piste
¥10,560
スイス建築界の異才 Peter Thomann(1935–)の作品世界を、視覚的かつ批評的に掘り下げるモノグラフ。空気膜の屋根、青いスチールタンクの浴室、温室としての住空間など、彼の建築は実験性と色彩に満ち、圧倒的な複雑さの中に独自の生活風景を形成する。建築家自身が施主となり、1つのプロジェクトに長年取り組むというスタイルが、彼の設計思想と空間哲学を際立たせている。 本書では、Thomann の代表作を豊富な図版とともに紹介し、Bruther の建築家 Alexandre Theriot と Stéphanie Bru、編集者 Blanka Major による視点から、その未発見の魅力を照射。プロフェッショナルおよびプライベートなアーカイブ資料に加え、3種類の写真スタイルによる最新撮影、さらに4本のインタビューを収録し、Thomann の思考と建築的態度に深く迫る構成となっている。 英語・ドイツ語併記、ハードカバー、全424ページ、サイズ:約17×25cm、gta Verlag(ETH Zürich)より2025年刊行。 https://ideaweb2.ideabooks.nl/videos/250237-thomann.mp4
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Glenn Murcutt: Unbuilt Works
¥15,400
オーストラリア建築界の巨匠 Glenn Murcutt の未完プロジェクトに焦点を当てた初の作品集。アルヴァ・アアルト賞、プリツカー賞、AIAゴールドメダルなど数々の栄誉に輝く Murcutt は、「建築とは素材ではなく、場所をつくること」と語り、気候・地形・植生・光・風など自然環境との対話を重視した設計で知られる。 本書では、Murcutt の元助手である建築家 Nick Sissons が協力し、これまで公開されてこなかった10件の未完プロジェクトを、手描きスケッチ・平面図・立面図・断面図・レンダリングなど豊富な資料とともに紹介。各プロジェクトには Murcutt 本人による解説が添えられ、設計思想の変遷や空間へのアプローチが明快に語られる。完成に至らなかったからこそ見える、建築の可能性と思考の軌跡が詰まった一冊。 英語、ハードカバー、全272ページ、サイズ:約23.7×29.5cm、Thames & Hudson Australia社より2024年7月刊行。 Nick Sissons Thames & Hudson, 2024 ISBN: 9781760764531 272 pagina's, 226 illustraties, 29,5 x 23,5 cm
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Buildings for People and Plants By Workac
¥10,780
ニューヨークを拠点とする建築事務所 WORKac(アマール・アンドラオス&ダン・ウッド)による最新モノグラフ。人と植物の共生をテーマに、North Boulder Library(コロラド州)、RISD Student Success Center(ロードアイランド)、Miami Museum Garage(フロリダ州)など、都市・教育・文化施設を中心とした10のプロジェクトを収録。建築・環境・社会の関係性を再考する設計思想は、「The Bonus」「The Jolt」「The Gift」という3つの概念を軸に展開され、豊富な写真とカラフルなアクソノメトリック図面によって視覚的に紹介される。建築評論家ニコライ・ウルソフによる批評「Civics Lessons for an Uncertain Future」や、オレンジカウンティ美術館のハイディ・ザッカーマンとの対談も収録。装丁はWORKacの建築から着想を得たダイカット加工と鮮やかな見返しが特徴。英語、ハードカバー、全224ページ、サイズ:約22×28cm、Park Booksより2025年刊行。
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DEON A Workbook
¥11,880
スイス・ルツェルンを拠点とする建築事務所 DEON Architekten の設計思想とプロセスを、スケッチと図面を中心に紹介する初のモノグラフ。2000年から2025年までの19件のプロジェクトを収録し、住宅改修から大規模産業施設まで、建築の多様なスケールと用途に対応した設計アプローチを探る。炭・インク・鉛筆・マーカーなど多様な技法によるスケッチは、社内外の対話的な設計プロセスを反映し、アイデアの生成と発展を視覚的に示す。構成は「形態」「改修」「対話」「大規模構造」の4章に分かれ、建築の流動的な創造過程を丁寧に追う。図面・ビジュアライゼーション・写真も豊富に掲載され、DEON Architekten の空間構築の全貌が明らかになる。英語・ドイツ語併記、ハードカバー、全528ページ、サイズ:約23×29cm、Park Books社より2025年4月刊行
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David Chipperfield Architects: 1985–2014 / 2015–2025
¥22,000
プリツカー賞受賞建築家サー・デイヴィッド・チッパーフィールドの事務所創設40周年を記念し、約100の実現作・未実現作を2巻構成で網羅した決定版モノグラフ。 1985年から2024年までの約100プロジェクトを、実現作・未完作を問わず豊富な図版とともに収録。 ジョセフ・リクワート、バリー・バーグドル、ケネス・フランプトンらによる批評エッセイ10本や、カンディダ・ヘーファー、トーマス・シュトゥルートら著名写真家によるビジュアルも掲載。 ロンドンのJohn Morgan Studioが装丁を手がけ、建築思想と表現の両面からチッパーフィールド建築の本質に迫ります。 仕様:ペーパーバック/2巻組(計672ページ)/サイズ:約32×25cm/英語/Walther König刊/2025年刊行 Barry Bergdoll, David Chipperfield, Rik Nys Walther König, 2025 ISBN: 9783753307626
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Jean Prouvé: From Furniture to Architecture
¥41,800
ジャン・プルーヴェの家具と建築を網羅した、ローレンス&パトリック・セガン夫妻による世界最大級のプライベート・コレクションを紹介する決定版作品集。1980年代末から収集されたプロトタイプや希少な家具、建築要素、組立式住宅などを、図面・アーカイブ写真・現代の撮影画像とともに収録。「構造的アイデア」に基づくプルーヴェの美学を、住宅空間での実例やフランス・日本・イタリアでの展覧会記録を通じて体感できます。マーク・ウィグリーによるエッセイ、キャサリン・プルーヴェによる年譜・略歴も掲載。前作『A Passion for Jean Prouvé』を増補・再構成した本書は、家具と建築の境界を超えた創造の軌跡を辿る、建築・デザイン愛好家必携の一冊です。 仕様:ハードカバー/416ページ/英語・フランス語併記/サイズ:約29.7×25.2cm/Galerie Patrick Seguin 刊/2025年刊行 9782909187280
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A Passion for Jean Prouvé: From Furniture to Architecture The Laurence and Patrick Seguin Collection
¥35,200
20世紀を代表する建築家・デザイナー、ジャン・プルーヴェの家具と建築を網羅した豪華作品集。2013年にトリノのピナコテカ・ジョヴァンニ・エ・マレッラ・アニェッリ絵画館で開催された展覧会にあわせて刊行され、ローレンス&パトリック・セガン夫妻のプライベートコレクションを中心に構成。日常家具からプロトタイプ、脱着式住宅「FerEmbal House」などの建築作品まで、図面・アーカイブ写真・近年の撮影画像を交えて詳細に紹介。家具と建築の境界を超えたプルーヴェの創造性を体感できる一冊です。展示編とコレクション編の2部構成で、視覚資料も豊富。建築・デザイン愛好家、研究者にとって必携の資料集です。 仕様:ハードカバー/280ページ/サイズ:約297×251mm/英語・仏語併記/Galerie Patrick Seguin刊/2013年発行。 Jean Prouvé 9788890539411
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Architecture Connecting Living Structures
¥8,624
生物学・化学を建築に取り込む3つの先進的スタジオの実践を紹介する、ルイジアナ近代美術館による展覧会カタログ。ロンドンのecoLogicStudioは光合成を活用したカーボンニュートラル建築、フランスのAtelier LUMAは地域資源を活かしたバイオリージョナルな設計、米国のJenny Sabin Studioは生物学と数学を融合したインタラクティブな構造体を提案。本書では各スタジオの代表プロジェクトに加え、建築批評家との対話や図版を通じて、バイオデジタル・バイオリージョナル・バイオレスポンシブという3つのアプローチを横断的に紹介します。 Louisiana Museum of Modern Art, Mette Marie Kallehauge, Lærke Rydal (Eds) Louisiana Museum of Modern Art & Lars Müller Publishers, 2025 ISBN: 9783037787809 196ページ、133イラスト、21.5 x 23 cm、ハードカバー、
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Casa Mexicana
¥14,740
SOLD OUT
メキシコ建築の最前線を彩る26の住宅を、美しい写真と図面で紹介する最新モノグラフ。コンクリートや石材を用いた質感豊かな空間構成、光の取り込み方、限られた敷地を最大限に活かす設計手法など、メキシコの現代住宅建築の魅力を余すところなく収録。建築写真家エドマンド・サムナーが10年にわたり撮影した作品群は、風景と建築の関係性を鮮やかに描き出します。各住宅にはスケッチや平面図も掲載され、建築家やデザイナーにとって実務的な参考資料としても有用。寄稿者には建築家フェルナンダ・カナレスや写真家クリス・バーカードらが名を連ね、建築とライフスタイルの交差点を探る一冊です。 仕様:ハードカバー/304ページ/英語/Thames & Hudson刊/2025年6月発売
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Architectuur in Nederland / Architecture in the Netherlands 2024-2025
¥10,230
オランダ建築の最新動向を探る—業界の視点と重要プロジェクトを収録 1988年以来刊行されている『Architecture in the Netherlands』は、オランダ建築の年間レビューとして、業界関係者や愛好家に向けた情報源となっています。本号では、過去1年間の建築動向を振り返る考察や選りすぐりのプロジェクトを紹介し、建築業界の現状を多角的に分析しています。 編集チームは、Uri Gilad(Office Winhov)、Stephan Petermann(MANN and VOLUME)、Annuska Pronkhorst(Crimson Historians & Urbanists)によって構成。これまでの版では、住宅建設や既存建築の再利用といったテーマを取り上げてきましたが、2023/2024年版も、現在進行する重要な課題を扱い、建築の進化を探る内容となっています。 カラー・モノクロ図版とともに、オランダ建築の最新トレンドを分析した一冊です。 look inside https://ideaweb2.ideabooks.nl/videos/250426-yearbook.mp4 Uri Gilad, Stephan Petermann, Annuska Pronkhorst (Eds.) Nai010 Publishers, 2025 ISBN: 9789462089099
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年鑑日本の空間デザイン2025
¥22,000
1973年の創刊以来、日本の空間デザインの最前線を記録し続けてきた本書は、今年で第52号を迎えます。2025年版では、「日本空間デザイン賞2024」(DSA・JCD主催)より164作品、「第57回日本サインデザイン賞」(SDA主催)より150作品を収録。展示、商空間、サイン、オフィスなど多様なジャンルの最新事例を一望できます。 「KUKAN OF THE YEAR」受賞作「tobe」「在る美」「馬場川通りアーバンデザインプロジェクト」や、「日本サインデザイン大賞」受賞作「株式会社古川製作所 サイン計画」など、注目プロジェクトを多数掲載。 特集では、伊東豊雄による寄稿「現代建築に美を求めたい」や、受賞者インタビュー、代表作にまつわるコラムなどを収録し、デザインの背景にある思考や未来への展望を掘り下げます。空間づくりの実例と思想を豊かに伝える、必携の一冊です。
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Isay Weinfeld: Works
¥23,100
ブラジルの現代建築家、デザイナー、映画監督として国際的に活躍するIsay Weinfeldと Marcio Koganの建築とインテリアを包括的に紹介する一冊。 1953年生まれのワインフェルドは、クラシカル・モダニズムの力強さを保ちながら、時代の先端を行く建築で知られています。彼の設計には、生物的要素を取り入れた**「バイオフィリック・デザイン」**の思想が色濃く反映されており、自然との共生や回復力に着目した空間美が特徴です。自然と人工物の調和が絶妙に織りなされ、どの建築も心地よく、控えめながら洗練された魅力を放っています。 本書では、ニューヨーク・ハイライン沿いの「ジャルジン・ビルディング」、セグラム・ビル内「フォーシーズンズ・レストラン」の再構築、モンテカルロの「ラ・プティット・アフリク」、サンパウロの重厚な「ファサノ・ホテル」など、40年にわたる代表的なプロジェクトを掲載。 住宅や高層ビルから、ホテル、バー、書店、馬術センターに至るまで、幅広い設計に携わるワインフェルドの真の関心は「空間にいる人の感情」。居間や庭、廊下といった些細な場所でさえ、幸福や心地よさを呼び起こすことが、彼のデザインの最終的な目的です。 美と機能、自然との融合を追求し続ける現代ブラジル建築のエッセンスが詰まった作品集です。 ISBN: 9780847842728 Oscar Riera Ojeda (Ed) Rizzoli, 2025