-
Noguchi and Greece, Greece and Noguchi
¥12,300
SOLD OUT
「Noguchi and Greece, Greece and Noguchi」は、20世紀を代表するアーティストであるイサム・ノグチ(1904-1988)と、地中海の国であるギリシャとの関係に焦点を当てた書籍です。この2巻の本は、Objects of Common Interest(OoCI)というグループによる視点を通じて、ノグチの作品におけるギリシャ文化の影響や、異なる文化や様々なメディアとの関わりがどのように彼の創造的アイデンティティに影響を与えたかを探求しています。 アーティスト自身の手紙、写真、スケッチ、言葉が収められており、これまで見られなかったものも含まれています。これにより、ノグチとギリシャの深い関係が明らかにされています。さらに、未来派の建築家バックミンスター・フラー、振付家マーサ・グラハムなど、ノグチの創造的なコミュニティとの協力関係についての新しい文章が含まれており、また現代のデザインとアートの実践との関連性も考察されています。 「Noguchi and Greece, Greece and Noguchi」は、OoCIとノグチ美術館が共同で行った研究と展示プロジェクトの拡張として制作されました。書籍内では、ノグチの作品のエッセンスや影響を紹介するために、写真家や著名な専門家によるコンテンツが掲載されています。 Ananda Pellerin, Objects of Common Interest (Eds.) Atelier Éditions, 2023 ISBN: 9781733622080 320 pages, 60 color & 60 b/w illustrations, 24 x 18 cm, 2 paperback volumes in slipcase, English
-
ISAMU NOGUCHI by Isamu Noguchi
¥9,900
ロサンゼルス生まれの日系アメリカ人アーティスト、イサム・ノグチ(Isamu Noguchi)の作品集。彫刻家、造園家、作庭家、インテリアデザイナー、舞台芸術家と、分野を横断して活動したそのキャリアを概観した決定版的作品集。ヨーロッパでは20年ぶりとなる、作者の大規模な巡回回顧展に伴い刊行された。 彫刻、陶芸、写真、建築、デザインはもちろん、遊具、庭園、モダンダンスや劇場でのパフォーマンスの舞台セットまで、ありとあらゆる作品を網羅し、創作プロセスやあまり知られていない側面、幅広い表現手段や文化との関わり、60年間に渡る制作活動を通じて達成した革新的な業績の数々に光を当てている。また、世界各国の識者による寄稿文と豊富な写真を収録し、屋外に設置されたものからギャラリーで展示されるものまで、その作品の多様性とパターンが分かりやすく解説されている。彫刻に対する実験的なアプローチを垣間見ることができる、スタジオ所蔵のアーカイブ写真は必見である。 一連のエッセイでは、二重の生い立ちと国籍を持つ葛藤、日系アメリカ人としての体験、世界を跨いで旅した経験と多様な影響を考察し、その世界観の中心にある「調和と不調和」というテーマを探求している。また、デザイナーのバックミンスター・フラー(Buckminster Fuller)、モダンダンス界のパイオニアのマーサ・グレアム(Martha Graham)、建築家のルイス・カーン(Louis Kahn)など、様々な分野のクリエーターとのコラボレーションも見ることができる。 多様な思想を受け入れ、その生涯とキャリアを通じて芸術、政治、文化の枠を越えたパートナーシップと協力の大切さを示したイサム・ノグチ。その芸術を理解する上で欠かせない背景となるアーティスト自身の言葉がいたるところにちりばめられた1冊。 展覧会は2021年9月を皮切りに、ロンドン「バービカン・センター(Barbican Centre)」、ケルン「ルートヴィヒ美術館(Museum Ludwig)」、ベルン「パウルクレー・センター(Zentrum Paul Klee)」を巡回する。 softcover 320 pages 230 x 270 mm color 2022 published by PRESTEL PUBLISHING