本号では、ベルリンとローザンヌを拠点に活動する建築事務所AFF Architektenの近年の仕事を特集。彼らは建築を“オブジェクト的”な存在としてとらえ、構造物が周囲の環境や機能とどう関係を築くかに強い関心を持っています。 既存建築や伝統の特性を読み解きながらも、それにとどまらず現代的な文脈に適応させ、新たな解釈を加えることで、従来の形式や類型に挑戦し続けています。観察すること、創造することを楽しむ姿勢は、彼らの設計プロセスの中核を成しており、建築を退屈なものにはしないという哲学が一貫しています。 流動的で進化し続けるアイデアに基づいて形づくられる建築作品の数々は、現代社会のニーズに応える柔軟性と深い意味をあわせ持っています。精緻な写真とドローイングによってその思考と造形の軌跡を記録する本書は、観察力と創造力に裏打ちされた建築表現に迫る格好の一冊です。 サンプルページ https://issuu.com/a.mag/docs/amag_38_aff_online_sample_preview

スイス・バーゼルを拠点とする建築事務所 Christ & Gantenbein は、25年間にわたり、地域の文脈に深く根ざしながら、歴史的遺産と現代的ニーズを結びつける建築を手がけてきました。 本誌では、彼らの代表作を振り返りながら、設計プロセスや建築哲学に迫ります。例えば、スイス国立博物館の新館は、鋭角的なフォルムで歴史的建築と対話し、またチューリッヒ湖畔のリンツ本社は、まるで大きなホワイトチョコレートのような白い建築が特徴です。 Christ & Gantenbein は、模型やドローイングを重視したデザインアプローチを採用しており、これにより職人技と厳密な思考が建築に反映されています。国際的なコンペでの受賞歴も多く、普遍的な価値を持つ建築を生み出してきました。 彼らの建築は、都市のアイデンティティを再定義することを目的としており、遺産・素材・過去と現在の対話を丁寧に考察する姿勢が特徴です。本書を通じて、その設計哲学と手法を詳しく知ることができます。 サンプルページ https://issuu.com/a.mag/docs/amag_37_christ_gantenbein_online_sample_preview https://ideaweb2.ideabooks.nl/videos/24901-amag37.mp4 Publisher AMag ISBN 9789893530498

MAG 35: ノルウェー建築事務所特集 AMAG 35 は、ノルウェーの 3 つの建築事務所、LCLA、MANTHEY KULA、Sanden+Hodnekvam の作品に焦点を当てています。 LCLA OFFICE は、オスロを拠点に活動する Luis Callejas 氏と Charlotte Hansson 氏が率いる建築設計事務所です。建築とランドスケープデザインを融合させており、代表作としては、オスロにある Eero Saarinen 氏設計の元アメリカ大使館修復に伴う屋外エリア、第 11 回南米競技大会の水上競技場、コロンビアのボゴタにある主要サッカー場の改修などが挙げられます。 LCLA 事務所は、EU Mies Award for European architecture、Mies Crown Hall Americas Prize などを受賞候補にノミネートされた経歴を持ち、2024 年のイタリアでは、Architectural League of New York Prize for Young Architects と Lissone デザイン賞を受賞しています。 MANTHEY KULA は、2004 年に Beate Hølmebakk 氏と Per Tamsen 氏によって設立されました。Hølmebakk 氏は 1963 年オスロ生まれ。オスロ建築芸術大学 (AHO) で建築を学び、クーパー・ユニオンの Irwin S. Chanin 建築学校で客員学生として学んだ経験もあります。Tamsen 氏は 1967 年スウェーデンのハルマスタッドで生まれ、ルンド大学、ストックホルムの KTH、AHO で建築を学んでいます。Hølmebakk 氏は AHO の教授であり、スウェーデンのチャルマース工科大学で芸術教授、ナバラ大学とコーネル大学の客員教授も務めています。 Sanden+Hodnekvam Architects は、2014 年に John Sanden 氏と Ingvild Hodnekvam 氏によって設立された小さな建築設計事務所です。ノルウェーのオスロ/ネソッデンを拠点とし、全国各地で多岐にわたるプロジェクトに取り組んでいます。彼らの作品は、形態のシンプルさとテクトニクスや雰囲気の豊かさを兼ね備えています。素材や工法の誠実さに基づいたシンプルな解決策を追求し、常に合理的で美しく、持続可能なソリューションを目指しています。

『AMAG 33』 は、スイス・バーゼルの建築スタジオ、ミラー＆マランタ（Miller & Maranta）の仕事に焦点を当てています。1980年代にETHチューリッヒで出会ったクインタス・ミラー（Quintus Miller）とパオラ・マランタ（Paola Maranta）は、ファビオ・ラインハルト（Fabio Reinhart）とミロスラフ・シーク（Miroslav Šik）の「アナログ建築」の教育を受け、その影響で歴史的文脈との対話や自然との関係を重視する設計哲学を発展させました。彼らの作品は、物語性と情感に富み、建築を通じて豊かな物語を語ります。例えば、聖ゴットハルト峠のプロジェクトは、自然の厳しさに立ち向かう人間の意志と耐久力を象徴し、ルツェルン氷河庭園では、地球の歴史や地下の神秘的な世界をテーマにしています。このように、彼らの建築は過去のモデルと対話しながら、現代建築に独特の美的価値と機能性を融合させ、見る者に強い印象と感動を与えます。 Ana Leal, José Manuel Pedreirinho, Martin Tschanz Amag, 2023 ISBN: 9789895390595 208 pages, illustrated, 32 x 24 cm, paperback, Portuguese/English

『AMAG 34』は、イタリアの新世代建築スタジオであるAMAA、Associates Architecture、Studio Wokの仕事に焦点を当てています。 AMAA（Marcello GaliottoとAlessandra Rampazzo）は、大学での共同研究の集大成として2012年にヴェネツィアで設立されました。Massimo CarmassiやSou Fujimotoとの共働から得た感性を活かし、公私の委託案件や国内外のコンペティションで、詳細に至るまで深く掘り下げた設計を行っています。国際的なチームと必要に応じた専門コンサルタントの協力により、建築を個人的な姿勢の押し付けではなく、集団的な事実として捉えるアプローチを採っています。また、学術界との継続的な研究とコラボレーションも特徴です。 Associates Architecture（Nicolò GaleazziとMartina Salvaneschi）は、2017年にブレシアで設立されました。事務所は、実践と建築、そして職人技が交差するラボラトリーとして構想され、場所と文化的文脈の理解から出発する「考古学的」プロセスを通じて、物事の根本的かつ原初的なアイデアを探求することを目指しています。視覚的、文章的、物質的なデータの収集を通じて活動を行います。 Studio Wok（Marcello Bondavalli、Nicola Brenna、Carlo Alberto Tagliabue）は、2012年にミラノで設立されました。建築、デザイン、景観に対する研究に焦点を当て、居住の質に細心の注意を払っています。方法論や設計アプローチは職人的であり、プロジェクトサイトの物理的特徴、景観、地域を特徴づける素材、光、雰囲気を注意深く観察し、それを反映させることに重点を置いています。 これらのスタジオは、それぞれの独自のアプローチを通じて、イタリアの建築の新しい潮流を形成しています。 Amag, 2024 ISBN: 9789893530429 208 pages, illustrations in color & b/w, 32 x 24 cm, Portuguese/English

この特集では、3つのフランスのスタジオが手がけた18の作品が紹介されています。これらのスタジオはそれぞれ異なるアプローチや環境、言語を持ち、2つはグループで、1つは個別のオフィスです。 アトリエ・オルディネールは、地元の知識と自然な素材を主に使い、小規模なプロジェクトに取り組んでいます。アトリエ・EGRは、大規模なプロジェクトで社会的な影響や共同利用を重視しています。そして、パリを拠点とする建築家ジャン＝クリストフ・キントンは、仕事を通じて質的な貢献を追求しています。コンテキスト、規模、機能によって、そのアプローチは個人的なものから集団的なものへと変化します。 ISBN: 9789895390588 Amag, 2023 208 pages, illustrated, 32 x 24 cm, paperback, Portuguese/Spanish/English

この号に取り上げられた3つのベルギーの設計事務所は、異なるアプローチを持っていますが、共通して素晴らしい感性と地域への深い尊重、そして各プロジェクトに対する徹底した熱意を持っています。ジョー・タイリュー氏は、建築と自然の関係を探求し、現代的な要素と有機的な要素を組み合わせることで、独自のアプローチを見せています。ヤン・ヴェルムーレン氏は、シンプルでクリアな幾何学的なフォームを使い、静かな材料、光、透明性を慎重に取り入れることで、彼の作品に独特の雰囲気を醸し出しています。グラウクス＆バイエンス氏は、コンテクストに適応し、伝統的な要素と現代的な要素をバランスよく取り入れることで、ユニークな建築を実現しています。 ISBN: 9789895390571 Amag, 2023 208 pages, illustrated, 32 x 24 cm, paperback, Portugese/English

AMAG 30では、機能主義、経験主義、習得主義のアプローチと明確な共有価値が交差するスカンジナビアの3つのオフィス（ATELJÉ Ö、JOHANSEN SKOVSTED、NORRØN）から作品を紹介します。機能主義はプログラムや福祉のニーズに対応するための探求に反映され、経験主義は建物への敬意とその場所への適応に焦点を当て、習得主義は構築的なディテールや先祖伝来のものを尊重する指導の厳しさに明確に表れています。 online sample PREVIEW https://issuu.com/a.mag/docs/amag_internacional_30_online_sample_preview?fr=sZGVmMDU4NDQ1NjM 特別限定パックとしてAMAG PT 01とセットになっております。 ポルトガルの建築に特化したAMAG MAGAZINEの新シリーズの最初のタイトルです。 この第1号では、Diogo Aguiar studioの作品から7つのフルディテールプロジェクトを紹介します。ポルトを拠点に2016年に設立されたポルトガルのスタジオは、アートと建築の分野を横断し、小さな建物、インテリア、公共スペースのための一時的または固定的な空間インスタレーションをデザインしています。幾何学的、抽象的、素朴な構成を通して、原型的であれ既製品であれ、没入感のある建築的・芸術的空間を物質的・感覚的に探求し、空間の充足と空虚の同時体験を意識した形式システムとしての建築における空間の形成の関連性を取り戻そうとするスタジオである。 online sample PREVIEW https://issuu.com/a.mag/docs/amag_pt_01_online_sample_preview

10周年記念の増補版では、ポルトガルの建築家マヌエルとフランシスコ・アイレス・マテウスを取り上げ、彼らの30以上の作品をプライベート、パブリック、アンビルトの3セクションに分けて、多数の図面、プラン、セクション、写真で紹介し、非常にわかりやすく詳細にハイライトを紹介しています。リカルド・カルヴァーリョ、マルタ・セケイラ、カミロ・レベロによるテキストが3つのセクションそれぞれを紹介し、重要な建築解説や建築への洞察を加え、なぜこれらのデザイナーが社会的に高く評価されるようになったかを解説しています。 Product Details: by A.MAG P: 526 pages Publisher: A.mag Editorial (2022, 1 edition) Language: Portuguese, French, English ISBN-10: 9895493843 ISBN-13: 9789895493845

この号では、スイス建築は一般的に質素で厳格だと考えられていますが、ロジャー・ボルトシャウザー、リリット・ボリンジャー、ラファエル・ツーバーの3人のスイス人建築家の異なるスタイルが紹介されています。 彼らの作品には、伝統的な構造を現代のニーズに合わせた形式モデルで融合するという類似した特徴が反映されています。 彼らは、ETHチューリッヒで「類推的建築」と呼ばれる手法を開発した共通の教育を受けたため、プロジェクトに取り組む際には、連想、対応、アナロジーを使用して構想が立てられます。 彼らは、持続可能性、高品質、過去と現在の関係に注意を払いながら、彼らの作品でユニークな雰囲気を実現しています。 https://issuu.com/a.mag/docs/amag_29_online_sample_preview

名古屋を拠点に活動している宇野友明建築事務所を特集する。1990年に名古屋に事務所を開設して以来、細部へのこだわり、正確さ、純粋な造形で高い評価を得ています。 その姿勢は、本号で紹介する12点の作品に技術的にも感情的にも反映されており、日本人建築家のデザインへのアプローチを身近に読み取ることができます。 日本語併記 online sample preview https://issuu.com/a.mag/docs/amag26_online_sample_preview?fr=sOTA5NTIyNjcwODI

アイルランドのCLANCY MOORE ARCHITECTS , RYAN W. KENNIHAN ARCHITECTES と STEVE LARKIN ARCHITECTSの３事務所の特集 今回取り上げる3つの事務所に共通しているのは、ダブリンを拠点としていること以外に、その場所の解釈と、クライアントとプログラム双方のニーズの同時把握が常にデザインプロセスの始まりであるということです。それぞれのプロジェクトは、居住者、環境、そして当事者間の対話との出会いの中で、集団的かつ段階的に生み出されていく。この組み合わせから、ソリューションが考案され、構築されるのです。各オフィスの5つの作品を紹介します。この作品は、福祉、適応性、様式上の気負いがないことを特徴とするスローな建築という共通の特徴を反映しています。 https://issuu.com/a.mag/docs/amag_28_online_sample_preview?fr=sZDUxMjQ4MDY1NjU

今号では、ブルキナファソ出身でヨーロッパで教育を受け、生活している建築家、ディエベド・フランシス・ケレ氏の作品を特集します。ヨーロッパ諸国とアメリカでのプロジェクト、そしてスーダン、マリ、モザンビーク、そして彼の母国といったアフリカの様々な国で行われた関連するプロジェクトを紹介しています。ケレは作品を通じて、深く異文化を理解したアプローチの探求を表現しています。また、環境に対する責任や貧困の撲滅に最大の関心を持ち、現地で調達した材料や低コストでありながら強靭な構造体を作り上げています。完成したプロジェクトや計画中のプロジェクト、仮設のインスタレーションなど、さまざまな作品を紹介する。 https://issuu.com/a.mag/docs/amag_publisher_amag_17_k_r_architecture_november_?fr=sYzhiODIyNjcwODI

スイスを拠点とし、イタリアとの国境近くに位置するウェスピ・ド・ムーロン・ロミオは、2002年に設立され、特に小規模な建築に力を注いでいます。既存の建物を再生・再利用し、形式的にはシンプルでありながら卓越した建築を実現することで、そのアプローチは高く評価されています。 本号では、新築住宅、住宅用コンバージョン、そして現在も建設中の様々なプロジェクトを含む、彼らの仕事の概要を紹介します。a.mag, 2020

本号は、アルバロ・シザの建築と未建築の作品を幅広く紹介する2冊組の特別号です。ポルトガルの建築家である彼は、数多くのプロジェクトを展開し、その実現とコンセプトの関係に焦点を当て、彼のキャリアを検証しています。建築家の建築作品と未建築作品に焦点を当てることで、彼の作品に見られる多様な状況を総合的に理解することができます。第1巻では、ナディール・アフォンソ美術館、ニューヨークの611 West 56th Street、ミメシス美術館などの完成作品を紹介し、第2巻では、多数の未完成作品を収録し、スケッチ、図面、計画、さらに詳細な分析も行っています。 ISBN: 9789895462032 432 pages, 2 volumes, 32 x 24 cm, illustrated, paperback, Portuguese/English

トニー・フレトン・アーキテクツは、政府機関や官公庁から多目的文化スペース、集合住宅や個人住宅まで、さまざまな次元と類型をカバーしています。その建築は、空間の日常的な使用だけでなく、社会的な視点や都市のスケールからも、高い品質と感覚的な体験によって特徴づけられています。トニー・フレトンの作品は、力強く直接的であり、爽やかでシンプルな建築的戦略から生み出されています。チェルシーのカプーアハウス、ワルシャワの新英国大使館、アムステルダムのプリンセンダムとフースヘブン住宅街、ゲントのデュナン庭園など、12の作品例を紹介します。

今号では、2006年にケビン・カーモディとアンディ・グロアークがロンドンで設立した建築事務所に焦点を当て、初公開のプロジェクトを含む約20作品を紹介します。カーモディ・グロークは、芸術、文化、遺産、住宅など幅広い分野のプロジェクトで国際的な評価を得ている。その特徴は、革新性、古典的な形式の使用、深い一貫性であり、そのすべてが作品の多面的なアイデンティティに大胆に表れています。7月7日記念館、スタジオ・イースト・ダイニング、ヒル・ボックス・ハウス、ハイゲイト・ハウスなどのプロジェクトに見ることができる。 ISBN: 9789895493821 208 pages, illustratieon in color & b/w, 32 x 24 cm, paperback, English/Portuguese

MORQは、2001年にMatteo Monteduro、Emiliano Roia、Andrea Quagliolaの3人によって設立されたイタリアのスタジオです。小規模なプロジェクトから大規模なランドスケープや都市計画まで、既存の条件と対話しながら、シンプルで思慮深い建物の中に意味のある空間を組み込んでいく。このように、MORQは制約を創造性の障害ではなく、デザインの出発点として捉えているのです。本号では、自然光の陰影と関わり合い、一日を通して変化し、素材の感情的・感覚的品質によって活性化する、親密でありながら開放的な空間を構想するスタジオの才能を示す15の小規模作品（建築・非建築問わず）を紹介します。 ISBN: 9789895493838 208 pages, illustrations in color & b/w, 32 x 24 cm, paperback, Portuguese/English

AMAG27では、北ドイツ語圏の3都市、フライブルク、バーゼル、ヴィンタートゥールを拠点とするスイスの建築事務所の過去10年間の作品を紹介します。DESCHENAUX ARCHITECTES、FELIPPI WYSSEN、MARAZZI REINHARDTの3つの事務所です。 彼らの異なる知識は、建設的な側面へのアプローチの仕方に反映されており、これらのプロジェクトでは大工のソリューションが広く存在する一方で、よりフォーマルな実験主義も彼らのプロとしての道と経験を特徴付けている。 Product Details: by A.MAG Cover Photo: 3 version in random Paperback: 208 pages Publisher: Amag Publisher (2022, 1 edition) Language: Portuguese, French, English ISBN-10: 989-53330-3-X ISBN-13: 9789895333035 表紙が3種類あります。画像と違う場合があります。