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Noguchi’s Gardens: Landscape as Sculpture

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この本は、彫刻家イサム・ノグチ(1904-1988)の庭園デザインに焦点を当てた、詳細かつ豊富なイラスト付きの作品です。ノグチは彫刻が中心のアーティストでしたが、家具や照明、舞台美術、広場、そして庭園など、幅広い分野で作品を手がけました。彼にとって、デザインや工芸と美術の区別はなく、どんなものであっても美的に優れていればそれは「アート」と考えていました。

ノグチの庭園は20世紀を代表するランドスケープデザインとして高く評価されている一方で、伝統的な造園家とは異なるアプローチを取りました。彼は直感に基づき、庭園を彫刻のように空間的なアートとして形作っていたのです。庭園デザインを「空間と形の芸術」として捉え、初期の作品から晩年まで、一貫して独自の美的な空間を作り出しました。

この本では、ランドスケープの歴史家であるマーク・トレイブが、ノグチの庭園に関するプロジェクトを詳細に解説しています。初期の未実現の遊び場や記念碑のデザインから、死後に完成した札幌の大規模な公園まで、ノグチの庭園デザインの歴史をたどっています。ノグチの舞台美術や彫刻から始まり、彼が手がけた具体的な庭園デザインとして、東京のリーダーズダイジェストオフィスやパリのユネスコハウスの庭園などが紹介されています。その後、アメリカ、日本、イスラエルにおける他の多くのプロジェクトについても取り上げられています。

さらに、この本では「地形」「水」「中庭」といったテーマ別の章や、主要な庭園を詳しく紹介する章があり、ノグチの庭園デザインを様々な角度から探ります。また、ノグチ財団やガーデンミュージアムのアーカイブ写真、著者が撮影した写真が多数掲載されており、視覚的にも楽しめる内容です。

ランドスケープアーキテクチャーや美術史、庭園デザインに興味のある人々にとって、ノグチの庭園の魅力とその芸術的な価値を理解するための貴重な資料となる一冊です。

Marc Treib
ORO Editions, 2024
ISBN: 9781957183992

304 pages, 250 illustrations, 25,4 x 25,4 cm, hardcover, English

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