JEAN PROUVÉ ARCHITECTURE – BOX SET NO.3 (VOLUME 11-15)
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20世紀を代表するフランス人建築家、デザイナー、ジャン・プルーヴェ(Jean Prouvé)の作品集。作者は、新たな建築素材の探求や移動式の椅子やプレハブ建築など、新技術を開発した先駆者として建築・デザインに多大な影響を与えた。パリの「パトリック・セガン・ギャラリー(Galerie Patrick Seguin)」は1989年の開廊以来、作者の組立式住宅を蒐集してきており、今では世界最大規模のコレクションを収蔵している。これらの建築の内、19点は172平方フィートから2,054平方フィートにまで及び、これまで「ニューヨーク近代美術館(MoMa)」、「デザイン・マイアミ」、「ヴェネチア・ビエンナーレ」、トリノの「ピナコテカ・アグネリ」など、世界各地で数々の展覧会やフェアで積極的に紹介してきた。
本セットは、2015年から2019年にかけて3つのボックスセットで刊行された15冊のうちの第三弾。「Maxéville Design Office」、「6x9 Demountable House」、「Bouqueval Demountable School」、「SCAL Demountable Pavilion」、そして作者の自邸を5冊組で一挙に紹介している。第11巻では、1948年にプレハブ建築の良さを伝えるためにプロトタイプとして建設された、フランス・ナンシー近郊にあるマキエヴィルの工房を紹介。第12巻では、第二次世界大戦の難民のために一時的な住居として設計された、1944年の「6x9 組立式住宅」を紹介。第13巻では、大量生産のために考案され、1950年に地方で単体の教室としての使用を目的に設計された、ブクヴァルの仮設校舎を紹介。第14巻では1940年にイソワールに建設され、大量生産を目指した組立式住宅「SCAL(軽合金中央協会)パビリオン」、第15巻では1954年に約3週間にわたってフランスのナンシーに作者自身が建設した自邸を収録している。各巻にスケッチ、図面、写真などが掲載されており、各プロジェクトの設計、開発、完成までに至る詳細を紹介している。
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