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Towards an Urbanism of Entanglement: Site Explorations in Polarised Danish Urban Landscapes
¥2,200
デンマークの都市空間における「分断」と「関係性」をテーマに、都市デザインを再構築するための方法論を提示する研究書。 著者アンネ・ティートイェン(Anne Tietjen)は、2つの対照的な都市環境を対象に、デザインベースの調査を通じて「絡まり合う都市主義(Urbanism of Entanglement)」の輪郭を描き出しています。 本書では、既存の物質的条件・アイデア・実践と、新たな提案との関係性を重視し、都市デザインを連続的な変容を媒介する実践として捉え直します。 特に、サイト調査を設計戦略の出発点と位置づけ、アクターネットワーク理論(ANT)を応用して、都市デザインを知識の形式であり、設計行為でもあるとする視点が展開されています。 都市と地域の不均衡な発展、郊外と中心の関係、空間のパフォーマンスに関与する要素(人間・地理・インフラ・自然など)を総合的に分析する構成は、都市計画・ランドスケープ・建築理論に関心のある読者にとって示唆に富んだ内容です。 英語表記、ソフトカバー、152ページ サイズ:約17 × 24cm 著者:Anne Tietjen 出版社:Arkitektskolens Forlag(デンマーク建築学校出版) 刊行年:2011年 ISBN:978-8790979270
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Clear Glass: Creating New Perspectives
¥500
『Clear Glass: Creating New Perspectives』 ガラス建築の美学と機能性をテーマに、世界各地の約60のプロジェクトを紹介するヴィジュアルブック。ガラスが象徴する「透明性」「開放性」といった概念を、現代建築においていかに意図的かつ繊細に活用しているかを探ります。 本書では、静謐でミニマルな表現から、内外の交流を促すダイナミックな構成まで、幅広い建築事例を収録。ガラスが空間に生み出す予期せぬ視点や、個別のコミュニケーションの場、閉じられた空間における一時的な自由の感覚など、素材としての可能性を多角的に提示しています。写真・図面・スケッチも豊富に掲載され、視覚的にも充実した内容です。 - 英語表記、ハードカバー、256ページ - サイズ:約24.5 × 24.4 × 2.6cm(9.79 × 9.61 × 1.04インチ) - 著者:Chris van Uffelen - 出版社:Braun Publishing(2008年刊) - ISBN:9783037680032 角へこみあり
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CAD Fundamentals for Architecture
¥500
『CAD Fundamentals for Architecture』 建築設計におけるCAD(Computer-Aided Design)の基本スキルを体系的に解説した入門書。AutoCAD、SketchUp、Vectorworksなどの2Dツールから、3ds Max、Maya、Form·Z、Photoshopなどの3Dモデリング・プレゼンテーション技術まで、幅広く網羅しています。図版やスクリーンショットも豊富で、視覚的に理解しやすい構成。 建築・インテリア設計を学ぶ学生や、CAD初心者にとって実践的かつ有用なガイドブックです。ソフトウェアのインターフェースを簡素化し、最も汎用的な作業に集中する方法も紹介されています。 • 英語表記、ペーパーバック、208ページ • サイズ:約21.6 × 1.3 × 27.9cm(8.5 × 0.5 × 11インチ) • 著者:Elys John • 出版社:Laurence King Publishing(2013年12月刊) • ISBN:9781780672823 背表紙 痛みあり
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Structural Packaging Art with DVD
¥1,000
『Structural Packaging Art』with DVD 紙や段ボールを用いたパッケージデザインの革新性と芸術性に焦点を当てたヴィジュアルブック。スナック菓子、文房具、ティーバッグ、トリュフなど、幅広い製品のために設計された構造的かつ視覚的に魅力的なパッケージを紹介しています。 本書では、消費者市場におけるブランドアイデンティティの確立を目的とした、ユニークで印象的な包装デザインを多数掲載。商品を「贈り物」として演出することで、購入体験そのものを豊かにするという視点が貫かれています。400点以上のカラー図版を収録し、デザイン・ブランディング分野の資料としても優れた一冊です。 - 英語表記、ハードカバー、300ページ - サイズ:約21.6 × 1.6 × 28.6cm(8.5 × 0.63 × 11.26インチ) - 著者:Xia Jiajia - 出版社:Artpower International(2017年1月刊) - ISBN:9789881468734 痛みあり
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Habitats
¥1,000
『Habitats』 イタリア系ブラジル人建築家リナ・ボ・バルディ(Lina Bo Bardi)が1950〜1954年にかけて編集長を務めた芸術雑誌『Habitat』の編集活動を再構成した一冊。彼女のモダニズムに対する個人的な視点や、ブラジル文化への深い洞察が、当時の誌面から抜粋されたテキストとともに収録されています。 本書は、Studio Juliaによる編集・デザインのもと、Tamar Guimarães、Claudia Leisinger、Tony de Marco、Lara Viana、Tuca Vieiraらによる寄稿を含み、視覚文化と建築思想の交差点を探る内容となっています。西洋的な「線形の時間」概念に対する批評的視点も提示され、時間と空間の捉え方に新たな視座を与えてくれます。 - 英語表記、ペーパーバック、96ページ(カラー図版あり) - サイズ:約24 × 31.7cm(9.45 × 12.48インチ) - 編集・デザイン:Studio Julia - 出版社:Humboldt Books(2018年6月刊) - ISBN:9788899385491 https://www.humboldtbooks.com/en/book/habitats 角に折れあり 通読支障なし
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Rosenbergs Arkitekter
¥3,000
『Rosenbergs Arkitekter』 スウェーデンの建築事務所「Rosenbergs Arkitekter」の活動と思想を総覧する作品集。1993年にアレッサンドロ・リペリーノ(Alessandro Ripellino)とインガ・ヴァルグ(Inga Varg)が事務所を引き継ぎ、詩的な簡潔さと機能性を融合させた建築を展開。北欧の光を活かした空間構成や、触感的な素材使いが特徴です。 本書では、住宅・公共施設・都市計画など多様なスケールのプロジェクトを通じて、スウェーデン・ヒューマン・モダニズムの刷新を目指した彼らの設計思想を紹介。事務所は2013年に解散し、現在はそれぞれ「Alessandro Ripellino Arkitekter」「Varg Arkitekter」として活動を継続しています。 寄稿者にはペデル・アルトン(Peder Alton)、ラース・マーカス(Lars Marcus)らが名を連ね、設計の「パフォーマティブな次元」にまで踏み込んだ批評的視点が展開されています。 英語表記、フレックスバウンド、240ページ サイズ:約22 × 24 × 3cm 著者:Peder Alton、Lars Marcus、Benjamin Mandre(編) 出版社:Arvinius + Orfeus Publishing(2014年刊) ISBN:9789187543104