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Martin Margiela: The Women's Collections 1989-2009

¥8,800 税込

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本書は、ベルギーのファッションデザイナー、マルタン・マルジェラに捧げられたパリで初めての回顧展のカタログである。1989年春夏から2009年春夏まで、衣服の構造だけでなく、ファッション・システムの構造にも疑問を投げかけたデザイナーの軌跡をたどることができる。

マルタン・マルジェラ(1957年ルーヴァン生まれ)は、1980年にアントワープ王立芸術アカデミー・ファッション科を卒業した。1984年から87年にかけてジャン・ポール・ゴルチエのアシスタントを務めた後、アントワープ派と関わり、同世代のベルギー人デザイナーとして唯一、パリに自身のファッション・ハウスを設立する。
マルジェラのコンセプチュアルなアプローチは、当時のファッションの美学に挑戦するものであった。彼の服の作り方は、服を解体し、内側や裏地、未完成の部分を露出させ、プリーツ、肩パッド、パターン、バストなど、さまざまな製造段階を明らかにするものであった。
オーバーサイズコレクション」ではプロポーションを200%に拡大し、「バービーコレクション」では人形の服を等身大にするなど、服のスケールを極端に拡大した。ドレス、セーター、コートのだまし絵の写真をプリントし、日本の伝統的な足袋から着想を得て、外反母趾の靴という新しいフォームを確立した。
古着や回収した素材を手縫いで仕上げた「アルチザナル」コレクションでは、服の陳腐化に疑問を投げかけた。また、世界中から集めた古着を同じように再現した「レプリカ」シリーズも発表している。
マルジェラは顔の見えないクリエイターであり続け、インタビューにも応じず、服にはブランド名のない真っ白なラベルが貼られている。白という色彩を多様に使いこなし、駐車場、倉庫、地下鉄の駅、ゴミ捨て場など、変わった場所でデフィレを開催することでも知られる匿名性の高い人物である。

SBN: 9780847864256

160 pages, illustrated, 32 × 24cm, hardcover, English

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